東京都港区でご家族が亡くなると、突然のことで動揺しながらも迅速に葬式の準備を進めなければなりません。
病院や老人ホームで亡くなった場合、遺体の搬送や葬儀社の手配、火葬場の予約など、短時間で多くの判断を求められる場面が続きます。港区のような都市部では、火葬場の混雑や費用の違いにも注意が必要です。
この記事では、東京都港区で葬式を行うために知っておきたい手順やポイントを、初めての方でも理解しやすいように解説しています。

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- 病院や老人ホームで亡くなった際の対応手順がわかる
- 東京都港区で利用できる火葬場や費用の目安がわかる
- 葬儀社の種類や選び方のポイントがわかる
- 港区の葬祭費補助金の申請条件と方法がわかる
港区のおすすめ
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港区で亡くなったら


東京都港区には、東京慈恵会医科大学附属病院や東京高輪病院・東京都済生会中央病院・東京慈恵会医科大学附属病院の大規模医療機関が多数あり、多くの方がこうした病院で最期を迎えます。
病院で亡くなった場合、短時間のうちに遺体の搬送先を決めなければならないため、気持ちが落ち着かない中でも迅速な対応が求められます。
病院側が紹介してくれる葬儀社にそのまま依頼することもできますが、自分たちで選んだ葬儀社を利用してもまったく問題はありません。紹介業者が必ずしも最適な選択とは限らないため、料金や対応、プラン内容などをよく確認してから決めることが重要です。
また、故人を自宅などへ搬送する際、自家用車を使うことは法律上禁止されていませんが、衛生面や万一の事故のリスクを考えると、専用の車両を持つ葬儀社に依頼する方が安心です。
港区に住民票がある方の火葬場利用では、臨海斎場がよく利用されますが、火葬場の予約は葬儀社を通じて行うのが一般的です。個人での予約は受け付けていない施設がほとんどなので、搬送の手配と併せて早めに相談するとスムーズです。
老人ホーム・介護施設で亡くなったら
港区には、プレザンリュクス南青山・サニーライフ芝浦・グッドタイム リビング 芝浦アイランド・グランクレール芝浦ケアレジデンスなど看取りができる老人ホーム・特養・介護施設・サービス付き高齢者向け住宅があります。施設で亡くなった場合も、病院と同様に速やかな搬送が必要です。
施設職員から葬儀社を紹介されることがありますが、必ずその業者に依頼しなければならないわけではありません。自分たちで調べて希望に合った葬儀社を選んだ方が、結果的に納得のいく葬儀になることが多いです。
注意したいのは、エンゼルケア(死後の処置)が施設で行われるかどうかです。全ての施設が対応しているわけではないため、事前に確認しておくと安心です。もし施設での対応が難しい場合は、葬儀社に依頼してケアを行ってもらうこともできます。
同じ施設で生活する他の入居者、とくに同室だった方への配慮から、早めの搬送を求められることもあります。搬送先を決めかねている場合は、自宅への一時搬送だけをお願いし、その後ゆっくり葬儀の相談をする形でも問題ありません。
港区のような都市部では火葬場の予約が埋まりやすいため、搬送とあわせて葬儀社に日程の目安を伝えておくと、無理のないスケジュールで進めることができます。
東京都港区での葬儀社の選び方


- 葬儀社の種類
- 葬儀の種類
- 葬儀の形式と費用目安
- 葬儀社に電話する時のポイント
- 東京都でお葬式にかかる費用の相場
- 東京都港区で利用できる火葬場と注意点
- 火葬場一覧
- 葬祭費補助金について
葬儀社の種類
東京都港区で葬儀を依頼する場合、どのような種類の葬儀社があるのかを知っておくと、希望に合った選択がしやすくなります。対応力や料金体系は葬儀社によって異なるため、それぞれの特徴を把握することが大切です。
まず「葬儀専門会社」は、葬儀業務に特化した業者で、プランの種類が豊富で柔軟な対応が期待できます。港区には24時間対応可能な葬儀専門会社も多く、深夜の連絡でも速やかに搬送や手配に動いてくれます。
次に「葬儀仲介会社」は、複数の葬儀社と提携し、依頼主の条件に合った葬儀社を紹介するスタイルです。比較がしやすい反面、紹介先によって対応の質に差が出ることもあります。
「冠婚葬祭互助会」は、月々の積立によって葬儀費用を事前に準備できる仕組みです。会員特典がある一方で、解約時の条件が厳しい場合もあるため注意が必要です。
また「寺院系列の葬儀社」は、仏教儀式に沿った葬儀を希望する方に向いています。宗教的な儀礼を重視する葬儀には適していますが、自由度はやや限定される傾向があります。
葬儀の種類


港区で選ばれている葬儀の形式は、多様化が進んでいます。かつてのような大規模な一般葬だけでなく、少人数で行う家族葬や、時間を短縮した一日葬、火葬のみの直葬など、選択肢が広がっています。
「一般葬」は通夜と告別式を行い、広く参列者を迎える形式です。社会的なお付き合いが広い方の場合に多く選ばれますが、準備や費用の負担が大きくなります。
「家族葬」は、親族や近しい人だけで行う私的な葬儀です。静かに故人を見送りたい場合に適しており、費用も一般葬に比べて抑えやすい傾向があります。
「一日葬」は通夜を行わず、告別式と火葬を同日に行う形式です。スケジュールの都合がつきやすく、参列者が高齢者中心の場合にも向いています。
「直葬(火葬式)」は、式を行わずに火葬のみを行う非常にシンプルな形式です。費用負担が少なく済む一方で、儀礼的な要素がないため家族や親戚との合意を事前にとっておくことが大切です。


葬儀の形式と費用目安


葬儀の費用は形式によって大きく異なります。東京都港区で葬儀を行う場合、選ぶ形式によってかかる費用の目安を理解しておくと安心です。
「一般葬」は最も費用がかかり、150万円から300万円程度が目安とされています。会場費、返礼品、飲食費など、人数に応じて費用が変動します。
「家族葬」は100万円前後が平均的で、身内だけで行う分、全体の費用をコントロールしやすいのが特徴です。
「一日葬」は80万円から150万円程度で、会場使用が1日分で済むことから、コストを抑えつつきちんと見送ることができます。
「直葬(火葬式)」は20万円から40万円ほどと最も費用が抑えられますが、葬儀としての儀礼がないため、参列を希望する方には別途対応が必要になることもあります。
葬儀社に電話する時のポイント
ご家族が亡くなった直後は、精神的な混乱の中で判断を迫られる場面が多くなります。特に港区のような都市部では、火葬場や葬儀会場の予約が埋まりやすいため、葬儀社への連絡はできるだけ早く行うのが理想です。
電話をする前に、次の情報を整理しておくとスムーズに話が進みます。
・故人の名前
・連絡している人の名前・連絡先・故人との関係
・故人の現在いる場所(病院・自宅・施設など)
・希望する安置場所(自宅・安置施設・寺院など)
・搬送の希望時間帯
また、費用を抑えたいと考えている場合は、プランの内容が明確で、見積書に詳細が記載されている葬儀社を選ぶと安心です。搬送だけを依頼して後で相談する形も可能なため、慌ててすべて決める必要はありません。
落ち着いて段階的に対応することが、後悔のない葬儀につながります。
利用できる火葬場と注意点
東京都港区で葬儀を行う際、火葬場の利用に関する知識を持っておくと、葬儀の流れをよりスムーズに進めることができます。特に都市部では火葬場の数が限られており、混雑する時期には希望通りの日程で予約が取れないこともあります。
港区の場合、利用されることが多いのは「臨海斎場」です。この火葬場は港区を含む複数の区で共同運営されており、港区民であれば住民料金が適用されます。ただし、火葬の予約は個人では行えず、葬儀社を通して手配する必要があります。
また、民営火葬場を利用する場合は、施設によって料金や設備内容が異なるため、利用する斎場の条件を事前に確認しておくことが大切です。民営施設には特別な火葬室(特別殯館など)が用意されていることもあり、利用プランによって料金に差が出ることがあります。
火葬場一覧
港区民が利用しやすい火葬場を、所在地・料金・対象住民と共にまとめました。
公営火葬場
火葬場名 | 所在地 | 住民料金 | 一般料金 | 住民料金対象 |
---|---|---|---|---|
臨海斎場 | 大田区東海1-3-1 | 44,000円 | 88,000円 | 港区、品川区、目黒区、大田区、世田谷区 |
民営火葬場(区民葬料金あり)
火葬場名 | 所在地 | 区民料金(最上等) | 一般料金 | 区民料金の対象条件 |
---|---|---|---|---|
落合斎場 | 新宿区上落合3-34-12 | 59,600円 | 約90,000円〜 | 区民葬儀取扱葬儀社の利用が条件 |
桐ヶ谷斎場 | 品川区西五反田5-32-30 | 59,600円 | 約90,000円〜 | 同上 |
町屋斎場 | 荒川区町屋1-23-4 | 59,600円 | 約90,000円〜 | 同上 |
四ツ木斎場 | 葛飾区白鳥2-9-1 | 59,600円 | 約90,000円〜 | 同上 |
堀ノ内斎場 | 杉並区梅里1-2-27 | 59,600円 | 約90,000円〜 | 同上 |
代々幡斎場 | 渋谷区西原2-42-1 | 59,600円 | 約90,000円〜 | 同上 |
戸田葬祭場 | 板橋区舟渡4-15-1 | 59,600円 | 約80,000円〜 | 同上 |
なお、民営の火葬場では最上等のほかに「特別室」や「特別殯館」など上位クラスの火葬室があり、それらを利用すると費用が16万円前後になることもあります。
葬祭費補助金について
東京都港区では、国民健康保険または後期高齢者医療制度に加入していた方が亡くなった際、葬儀を行った人に「葬祭費」として補助金が支給されます。対象となるのは、亡くなった方が港区に住民登録していた場合です。
補助金額は、港区を含む東京23区共通で7万円です。この金額は定額で、葬儀の形式や規模には左右されません。申請期限は死亡日から2年以内となっており、期日を過ぎると支給されなくなるため注意が必要です。
申請には、葬儀を行ったことを示す領収書や、死亡診断書の写しなどが必要になります。詳細や申請書類の入手方法は、港区役所の保険年金課または公式ウェブサイトで確認できます。
また、協会けんぽや企業の健康保険組合に加入していた場合でも、別途で葬祭費や埋葬料が支給される制度があるため、勤務先や保険組合への確認も忘れないようにしましょう。
A市での後悔しない葬儀社選び


後悔しない葬儀社選びのチェックポイント
東京都港区で葬儀社を選ぶ際には、時間に追われる中でも冷静な判断が必要です。突然のことで何も考えられない状態でも、いくつかの基本ポイントを知っておくことで、後悔の少ない選択につながります。
まず、確認しておきたいのが料金の提示方法です。プランに含まれている内容や費用の内訳が明確に説明されているかどうかは、信頼できる葬儀社かを見極める手がかりになります。特に港区のように物価の高いエリアでは、予算オーバーにならないためにも事前の見積書の内容は丁寧に確認しましょう。
次に、スタッフの対応も重要なチェックポイントです。問い合わせや事前相談の段階で、分かりやすく説明してくれるか、こちらの話を丁寧に聞いてくれるかなど、対応力を見ることで、当日の進行にも安心感が持てます。
また、希望する葬儀の形式(家族葬や一日葬など)に対応できるかも確認しておくとよいでしょう。すべてを「おまかせ」にしてしまうと、必要以上の費用や意図しない進行になってしまうこともあるため、希望はできるだけ明確に伝えるようにします。


追加料金が発生しやすい項目
港区で葬儀を行う際に注意したいのが、初期見積もりでは見えづらい「追加料金」です。事前にどのような場面で追加が発生しやすいのかを知っておくことで、予算の見通しが立てやすくなります。
たとえば、棺や霊柩車のグレードアップはよくある追加費用の一つです。標準装備と比べて見た目や機能が高級になる分、数万円以上の差が生じることがあります。
また、供花や供物の増量にも注意が必要です。祭壇を華やかにしたいという気持ちは自然ですが、事前に希望のボリュームを明確にしておかないと、想定以上の費用がかかることもあります。
僧侶へのお布施(読経料・戒名料)も葬儀社の見積もりには含まれないことが多く、金額の相場は宗派や地域によって異なります。港区周辺の寺院では10万円以上になるケースもあるため、事前の確認が欠かせません。
さらに、火葬場での控室や会食室の利用料、ドライアイスの追加分なども見積外になりやすい項目です。当日に慌てないためにも、どこまでがプランに含まれているのかを明確にしておくことが安心につながります。
葬儀に関するよくある質問
病院から紹介された葬儀社に断りを入れても問題ない?
紹介された業者を利用する義務はありません。すでに希望の葬儀社がある場合は、病院側にその旨を伝えれば問題なく対応してもらえます。
故人が亡くなったらすぐに搬送の手配をしないといけない?
港区内の病院では長時間の安置が難しいため、早めに葬儀社へ連絡し、搬送の準備を進める必要があります。葬儀の詳細は後から決めても構いません。
葬儀費用は香典でまかなえる?
香典が集まっても、会食や返礼品の費用も比例して増えるため、実際には費用全体をカバーできることは少ないです。あらかじめ基本費用は用意しておくのが現実的です。
火葬場の予約は自分でできる?
港区民に多く利用される臨海斎場などでは、火葬場の予約は葬儀社を通じて行います。個人では予約できないため、まずは葬儀社に依頼し、スケジュール調整を任せる形になります。
葬儀社に依頼するのが初めてで不安です
不安な点は事前相談の場で正直に伝えるのが良い方法です。港区では事前相談を無料で受け付けている葬儀社も多いため、複数社を比較して納得できるところを選ぶのが安心につながります。
港区の病院・看取りができる老人ホーム
港区の総合病院
病院名 | 住所 | 最寄駅 |
---|---|---|
虎の門病院 | 東京都港区虎ノ門2-2-2 | 虎ノ門駅 溜池山王駅 霞ケ関駅 |
東京大学医科学研究所附属病院 | 東京都港区白金台4-6-1 | 白金台駅 |
東京高輪病院 | 東京都港区高輪3-10-11 | 高輪台駅 品川駅 |
山王病院 | 東京都港区赤坂8-10-16 | 青山一丁目駅 乃木坂駅 |
東京都済生会中央病院 | 東京都港区三田1-4-17 | 赤羽橋駅 芝公園駅 麻布十番駅 |
国際医療福祉大学三田病院 | 東京都港区三田1-4-3 | 麻布十番駅 赤羽橋駅 芝公園駅 |
東京慈恵会医科大学附属病院 | 東京都港区西新橋3-19-18 | 御成門駅 神谷町駅 虎ノ門駅 |
港区の看取りができる老人ホーム
プレザンリュクス南青山 | 東京都港区南青山7-12-21 |
ツクイ・ののあおやま | 東京都港区北青山3-4-3 |
ホスピタルメント白金 | 東京都港区白金3-22-6 |
サニーライフ芝浦 | 東京都港区港南5-5-35 |
グッドタイム リビング 芝浦アイランド | 東京都港区芝浦4-20-4 |
チャームプレミアグラン南麻布 | 東京都港区南麻布3-6-5 |
グランクレール芝浦ケアレジデンス | 東京都港区芝浦4-18-25 |
東京都港区で葬式を行う際に亡くなった後の手続きと注意点まとめ
- 病院で亡くなった場合は数時間以内に搬送の手配が必要である
- 港区の病院では長時間の遺体安置が難しいことが多い
- 病院から紹介された葬儀社は断っても問題ない
- 老人ホームで亡くなった場合はエンゼルケアの有無を確認する必要がある
- 港区には看取り対応のある介護施設が複数存在する
- 自家用車での搬送は可能だがトラブルのリスクが高い
- 火葬場の予約は個人ではできず葬儀社を通じて行う
- 臨海斎場は港区民の利用が多く住民料金が適用される
- 葬儀社を選ぶ際は費用の内訳が明確かどうかを確認する
- スタッフの対応力や説明の丁寧さも重要な判断材料である
- 家族葬や直葬など希望の形式に対応しているか事前に確認する
- 追加費用が発生しやすい項目は棺・供花・お布施などである
- 葬儀費用は香典だけでまかなえるケースは少ない
- 港区の葬祭費補助金は7万円で条件を満たせば申請できる
- 事前相談を活用することで安心して準備を進められる