大切な人との最後のお別れの場である葬儀。しかし、葬儀会社選びを誤ってしまうと、後悔や不信感を残すことになりかねません。
実際に、「もっと慎重に選べばよかった」「こんなはずじゃなかった」という声をよく耳にします。
本記事では、葬儀会社選びでありがちな失敗例とその対策についてご紹介します。
これから葬儀会社を検討される方は、ぜひ参考にしていただき、悔いのない選択をしていただければと思います。
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葬儀会社の選び方で失敗しないための基本知識
葬儀会社の選び方は、最初の段階で成功と失敗を分ける重要なポイントです。何から始めれば良いかわからない場合、この記事で紹介する基本知識を参考にしてください。事前に準備すれば、不安を軽減できます。
葬儀会社を選ぶ時期と準備
葬儀会社の選定は、身内の不幸が発生する前から考えておくのが理想です。特に、急な状況では冷静に判断しづらく、紹介された会社やインターネットで調べた情報だけに頼ることもあります。
- 事前準備の重要性
生前相談や事前見積もりの依頼をしておくことで、スムーズに進められます。時間があるうちに複数の葬儀会社を比較しておくと安心です。 - 急な場合の対処法
病院や施設から紹介された会社をそのまま選ぶのではなく、自分で問い合わせる習慣をつけましょう。
信頼できる葬儀会社の見極め方
信頼できる葬儀会社を選ぶには、具体的なポイントを確認する必要があります。以下の点を参考にしてください。
- 透明性のある料金体系
料金が明確で、プラン内容を詳細に説明してくれる会社を選びましょう。 - 口コミやレビューの確認
利用者の声は信頼性の指標になります。ただし、極端に良い評価や悪い評価は慎重に見極めてください。 - 対応力の高さ
質問への答えが的確で、親身な対応をするスタッフがいるかどうかも重要です。
葬儀費用の相場と確認ポイント
葬儀費用は地域や規模によって異なりますが、一般的な相場を把握しておくことで適正価格かどうか判断できます。
- 葬儀費用の内訳
基本プラン、オプション費用、祭壇や供花の料金など、具体的な内訳を確認してください。 - 相場感の把握
一般的な葬儀費用は50万〜150万円程度が多いですが、詳細な見積もりを事前に取得するのが大切です。 - 追加料金の発生条件
見積もり段階で、追加料金がかかるケースを詳しく聞きましょう。後から不明な請求が発生しないようにします。
要注意!トラブルの多い葬儀会社の特徴
葬儀会社を選ぶ際には、信頼できるところを見極めることが重要です。中にはトラブルの多い会社もあり、事前にその特徴を知っておくことでリスクを回避できます。
料金が不透明
料金体系が不透明な葬儀会社はトラブルの原因になります。見積もりと請求金額が異なることや、後から追加費用が発生するケースが多いです。
- 料金が不明確な理由
見積もりに含まれていない項目を、当日になって請求されることがあります。また、プラン内容が十分に説明されない場合も注意が必要です。 - 見積もりの確認ポイント
以下を確認することで料金トラブルを防げます。- 基本プランに何が含まれているか
- 追加料金がかかる条件
- 見積書に明記されているかどうか
強引な営業手法を取る
強引に契約を迫る葬儀会社も存在します。冷静な判断ができない状況に付け込まれるケースが多いため注意しましょう。
葬儀の基本プランの内容について何の説明もない中、所要時間20分位で、急に 基本+オプションの見積もりを提案され、驚きました。
オプションについても詳しい説明は一切無く、そればかりか、一通り目を通し 必要性を感じない物をいくつか外して欲しいと伝えても「皆様やってらっしゃいますから」の一点張りで、聞く耳をもたない担当者。
しばらく押し問答が続きましたが、こちらが折れる形(不必要と思われるオプションを付ける形)で、進められる事になりました。
引用:みん評
- 強引な営業の特徴
- 即決を求める
- 断ると不快な態度を見せる
- 他社の悪口を言う
- 対処法
強引な営業を受けた場合は、「他の会社とも比較する」と伝えましょう。一度冷静になり、契約は慎重に進めることが大切です。
アフターフォローが不十分な会社
葬儀が終わった後のフォローが不足している葬儀会社も問題です。必要な書類の手続きや相談への対応がないと、遺族が困ることになります。
- アフターフォローの重要性
- 役所への届出や手続きのサポート
- お礼状や返礼品のアドバイス
- 心のケアを含めたサポート
- 選ぶポイント
アフターフォローがあるかどうか、契約前に確認しておくと安心です。公式サイトやパンフレットにサービス内容を明記している会社を選びましょう。
施設や設備が不十分
設備が整っていない葬儀会社では、想定外のトラブルが起こる可能性があります。家族や参列者が快適に過ごせる環境が整っているかを確認しましょう。
- 設備に関するトラブル例
- 駐車場が狭い
- 式場が古くて寒い・暑い
- 音響や照明設備が不十分
- 確認のポイント
見学や下見を行い、式場の雰囲気や設備を直接チェックしてください。特に、参列者が多い場合は十分なスペースがあるかどうかも確認が必要です。
実際にあった葬儀会社での失敗事例と対処法
葬儀会社を選ぶ際、失敗例から学ぶことは重要です。実際に起こったトラブル事例を知り、対策を講じることで同じ失敗を防げます。
見積もり金額と請求額が大きく異なったケース
- 事例の内容
ある葬儀で、事前の見積もりが50万円だったのに対し、最終的に80万円を請求されました。原因は「見積もりに含まれていない追加費用」の発生です。必要なサービスが見積もり時に説明されていなかったことが原因でした。 - 対策方法
- 見積もり内容を細かく確認する
- 書面で金額を明確に提示してもらう
- 不明点があれば契約前に質問する
透明性のある会社では、細かい費用項目を事前に説明してくれるため、安心して契約できます。
スタッフ対応が悪かったケース
契約する前の説明と違うことを言い出したのでおかしいと指摘したところ、遺体の側で担当営業が逆切れして上着を脱いで「やんのかーこらー」等と怒鳴り、果ては遺体を載せた車なのにその営業がアクセルを全開にして空ぶかししだして、ただでさえ看病で遺族は精神的に疲れ果てている状態でこのような態度をとられ疲労困憊でした。
引用:みん評
- 事例の内容
葬儀当日、スタッフの態度が不親切で遺族が不満を抱いたケースがあります。進行がスムーズでなかったり、要望に応じてもらえなかったりすることで、悲しみが増幅されてしまいます。 - 対策方法
- 口コミやレビューでスタッフの評判を確認する
- 見学や事前相談時にスタッフの対応をチェックする
- トラブル時にどう対応するかを事前に確認する
スタッフの質は葬儀の満足度を大きく左右します。親切でプロフェッショナルな対応をしてくれる葬儀社を選ぶと安心です。
必要のないオプションを付けられたケース
頼んでもいないエレクトーン奏者が入り,オプションで5万円取られ、棺も総刺繍の布張りのもので12万円のオプション請求。
どちらも頼んでもいないし,オプションでこれだけかかりますという説明も一切されていません。
引用:みん評
- 事例の内容
遺族の希望に反して、高額なオプションが追加されていたケースがあります。例として、必要以上の装花や会食の準備が挙げられます。断りにくい状況で契約が進んでしまったことが原因でした。 - 対策方法
- 自分たちの希望を事前に明確に伝える
- 提案されたオプションの必要性を考え直す
- 契約内容を細かく確認し、不要なものは削る
特に感情が揺れ動く場面では、冷静な判断が難しくなります。家族で話し合いながら契約内容を確認すると、こうしたトラブルを避けられます。
葬儀会社の見積もりで確認すべきチェックポイント
葬儀の見積もりは、トラブルを防ぐために細かく確認することが重要です。基本プランや追加料金、キャンセル料についてしっかりと理解することで安心して進められます。
基本プランに含まれる内容
- 確認ポイント
基本プランに何が含まれるのかを詳細に確認します。例えば、祭壇の設置費用、移送費用、会場費用などです。これらが含まれていない場合、後で追加料金が発生する可能性があります。 - 具体的な確認方法
- 提示されたプラン内容を一つずつチェックする
- 質問リストを事前に準備し、漏れなく質問する
- 書面で確認し、証拠として保管する
基本プランの内容が明確でない場合は、他社のプランと比較することも重要です。
追加料金が発生する項目
- 確認ポイント
追加料金が発生しやすい項目として、以下が挙げられます- 遺体搬送の距離超過料金
- 遺体安置が規定日数を超えた場合
- 特別な祭壇装飾
- お布施やお供物の準備
これらの項目は、事前に見積もりに含まれているか確認しましょう。
- 具体的な確認方法
- 見積もり書の「オプション項目」を確認する
- 不明瞭な項目があれば詳細を質問する
- 他の遺族からの口コミを参考にする
キャンセル料の規定
- 確認ポイント
やむを得ず葬儀をキャンセルする場合、キャンセル料が発生するケースがあります。事前にその規定を確認しておくとトラブルを防げます。 - 具体的な確認方法
- 契約書や利用規約を事前に入手する
- キャンセル可能な期間とその費用を明確にしておく
- 葬儀社の担当者に具体的な説明を求める
キャンセル料が不明瞭な場合は契約を控え、ほかの葬儀社を検討することをおすすめします。
葬儀会社との契約前に必ず確認すべき事項
契約前に確認すべきポイントは、死亡届などの必要書類やスケジュール調整、支払い方法に関する事項です。事前に準備を進めることで、当日の混乱を避けることができます。
死亡届は病院や医師が書いてくれます。社会保険などの手続きに必要になるので複数枚コピーを取っておくのがおすすめです。
当日のスケジュール調整
- 重要性
葬儀当日のスケジュールを把握しておくと、安心して式に臨めます。移動時間や準備の手間を考慮して、計画を立てましょう。 - 具体的な確認方法
- 葬儀社にタイムテーブルを提示してもらう
- 家族全員にスケジュールを共有する
- 不明点は事前に葬儀社へ問い合わせる
支払い方法と時期
- 重要性
支払いトラブルを防ぐため、支払い方法やタイミングを確認しておきましょう。特に分割払いの可否や、カード支払いの対応などを事前に把握します。 - 具体的な確認方法
- 支払いスケジュールを契約時に確認する
- 支払い方法の選択肢を詳しく聞く
- 領収書の発行についても確認する
葬儀費用は相続税の控除対象になります。相続税の心配がなくてもとりあえずもらっておきましょう。
葬儀会社のサービス内容を詳しく比較する方法
葬儀会社を選ぶ際は、複数の会社を比較検討することが重要です。各社のサービス内容や対応の違いを把握することで、満足度の高い葬儀を実現できます。
複数の葬儀会社を比較する際のポイント
- 重要性
複数の葬儀会社を比較することで、それぞれの特徴や強みを把握できます。自分や家族に合ったプランを選ぶためにも、このプロセスは欠かせません。 - 具体的な比較ポイント
- 料金の透明性:見積もりが明確かどうか
- 対応の丁寧さ:質問に親身に答えてくれるか
- 提供サービスの充実度:基本プランに含まれる項目の多さ
具体的なプラン内容を比較する際は、一覧表を作ると整理しやすくなります。
下見・相談時の確認事項
- 重要性
下見や相談を通じて、葬儀社の実際の対応力や雰囲気を確認できます。これは、ホームページやパンフレットでは分からない部分を把握するのに役立ちます。 - 具体的な確認事項
- 施設の清潔さや設備の充実度
- 担当者の対応や説明の分かりやすさ
- 他の利用者の意見や口コミの信頼性
下見を行う際は、事前にチェックリストを用意し、見落としを防ぎましょう。
口コミやレビューの活用方法
- 重要性
口コミやレビューは、実際に利用した人の声を参考にできる重要な情報源です。ただし、信頼できる情報を見極める必要があります。 - 活用のポイント
- 信頼性の高いサイトや口コミプラットフォームを利用する
- 良い評価と悪い評価の両方を確認する
- 内容が極端に偏った口コミには注意する
口コミやレビューを活用することで、見積もりや説明だけでは分からない実情を把握できます。
まとめ
葬儀会社の選び方は、身近な人が亡くなったときに大きな影響を及ぼします。本記事では、失敗しないための基本知識や注意点、さらにトラブル事例や対策について詳しく解説しました。
- 重要なポイントの振り返り
- 信頼できる葬儀会社を選ぶためには、情報収集が欠かせない
- トラブルを防ぐためには、見積もりの透明性を確認する
- 実際の口コミやレビューを参考にしながら複数社を比較する
納得のいく葬儀を行うためには、事前の準備と確認が重要です。焦らず、慎重に進めてください。本記事を参考に、満足のいく選択をしていただければ幸いです。