東京都台東区でご家族が亡くなると、突然の状況の中で冷静に判断しなければならないことが多くあります。
特に葬式の準備は時間との勝負になりがちで、病院や老人ホームからの搬送手配、葬儀社への連絡、火葬場の予約などを迅速に進める必要があります。
この記事では、台東区で葬式を行う際に知っておきたい基本的な流れや注意点を、初めての方でもわかりやすいように解説しています。

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- 東京都台東区で亡くなった際の葬式の流れ
- 病院や老人ホームで亡くなった場合の対応方法
- 火葬場の種類や利用手続き
- 葬儀社の選び方と費用の目安
台東区のおすすめ
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台東区の病院で亡くなったら


東京都台東区には永寿総合病院や東京都台東病院など、多くの地域医療を支える病院があります。ご家族が病院で亡くなった場合、悲しみに浸る間もなく、短時間でさまざまな対応が求められます。最も急を要するのは、故人の搬送先の手配です。
多くの病院では、遺体を長時間安置できないため、早ければ2〜3時間以内に搬送を求められることもあります。このため、早急に葬儀社を決めて連絡を取る必要があります。
病院から葬儀社を紹介されることがありますが、紹介を断ることに問題はありません。紹介された業者が高額な料金設定であるケースもあるため、事前に調べていた葬儀社に連絡するのも良い判断です。費用や対応を比較してから決めることで、後悔のない選択につながります。
なお、遺体を自家用車で搬送すること自体は法律上問題ありませんが、衛生面やトラブルのリスクがあるため、専門の搬送業者を通じた方が安心です。
台東区で多く利用される火葬場は町屋斎場や四ツ木斎場で、これらは個人での予約ができず、葬儀社を通じて予約するのが一般的です。希望の日時に火葬が行えるよう、葬儀社への連絡は早めに行うとスムーズです。
老人ホーム・介護施設で亡くなったら
東京都台東区には、特別養護老人ホームや介護付き有料老人ホーム、サービス付き高齢者住宅など、高齢者の最期を見守る施設がいくつもあります。こうした施設で亡くなった場合も、基本的な対応は病院と大きく変わりません。速やかに葬儀社へ連絡し、搬送先を確保することが必要です。
施設の担当者から葬儀社を紹介されることもありますが、紹介を受けたからといって必ずその業者に依頼する必要はありません。自身で選んだ葬儀社に搬送のみを依頼することも可能です。
また、施設によってはエンゼルケア(死後の処置)を行っていないところもあるため、依頼前に確認しておくと安心です。エンゼルケアが実施されない場合は、葬儀社が対応してくれる場合があります。
さらに、施設内の他の入居者への配慮も求められることがあります。特に同室だった方がいる場合には、精神的な影響を避けるため、早めの搬送をお願いされることがあります。
葬儀の内容がまだ決まっていない場合でも、まずは搬送先を確保してから、改めて葬儀の形式や日程を相談する流れで問題ありません。台東区では火葬場が混雑することもあるため、搬送とあわせて葬儀社と日程の確認を行うと、より安心して準備が進められます。
東京都台東区での葬儀社の選び方


- 葬儀社の種類
- 葬儀の種類
- 葬儀の形式と費用目安
- 葬儀社に電話する時のポイント
- お葬式にかかる東京都の費用の相場
- 東京都台東区で利用できる火葬場と注意点
- 火葬場一覧
- 葬祭費補助金について
葬儀社の種類
東京都台東区で葬儀を行う際は、依頼する葬儀社の種類を知っておくことで、希望に合った形を選びやすくなります。価格やサービス内容はそれぞれ異なり、事前に違いを理解しておくことが納得できる葬儀につながります。
「葬儀専門会社」は、葬儀に特化した業者で、式の準備から進行までを一貫して対応してくれるのが特徴です。台東区にも地元密着型の専門会社があり、プランの柔軟性や対応の早さに定評があります。
「葬儀仲介会社」は、複数の葬儀社と提携し、希望条件に合う業者を紹介するサービスです。料金やプランの比較がしやすく、相場を把握したい方や、時間のない方にも適しています。ただし、紹介された業者の質にバラつきが出ることがあるため、口コミや実績も参考にすると安心です。
「冠婚葬祭互助会」は、月額で費用を積み立てて葬儀に備える仕組みで、会員限定の割引や専用式場の利用ができます。台東区周辺にも加盟できる会があり、将来に備えて入会する方もいます。ただし、解約の際に返金条件が厳しい場合もあるため、事前確認が必要です。
「寺院系列の葬儀社」は、仏教の儀礼を重んじる方に向いており、宗派に合った形式で葬儀ができるのが利点です。一方で、自由なプラン選択が難しい場合や、料金体系が寺院ごとに異なる点には注意が必要です。
葬儀の種類


台東区では、葬儀の形式も多様化しています。家族構成やライフスタイルの変化に合わせて、選ばれる形式も大きく変わってきています。
「一般葬」は通夜と告別式を2日間にわたり行い、多くの関係者が参列する伝統的なスタイルです。故人と縁のある人々が正式にお別れできるのが魅力ですが、準備や費用の負担は比較的大きくなります。
「家族葬」は、近親者や親しい友人など限られた人だけで行う葬儀で、台東区でも増えている形式です。落ち着いた雰囲気で見送れる一方、参列できなかった方から後日弔問を受けることもあります。
「一日葬」は通夜を省略し、告別式と火葬を1日で済ませる形式です。高齢の親族が多い場合や、費用・時間の負担を軽くしたい方に適しています。簡素なスタイルに抵抗がなければ、選択肢として有力です。
「直葬(火葬式)」は通夜や告別式を行わず、火葬のみを行う簡素な形式です。精神的・経済的な負担を軽減できる一方で、お別れの時間が少なく、気持ちの整理がつきにくいと感じる人もいます。


葬儀の形式と費用目安


葬儀にかかる費用は、形式や規模によって大きく変わります。東京都台東区のように物価が比較的高い地域では、葬儀社の料金体系やプラン内容をよく確認することが重要です。
「一般葬」は参列者が多く、式場の使用料や会食費、返礼品などが加算されるため、150万円〜300万円程度が相場です。手間もかかるため、葬儀社との細かな打ち合わせが求められます。
「家族葬」は100万円前後が目安で、プランやオプションの選択によって費用を調整しやすいのが特徴です。必要最小限にとどめれば、さらに費用を抑えることもできます。
「一日葬」は80万円〜150万円が一般的です。式場の使用時間が短いため、人件費や設備費が抑えられる傾向にあります。
「直葬(火葬式)」は最もシンプルな形式で、費用も20万円〜40万円程度と安価です。火葬場の使用料や最低限の搬送・安置費用を含む内容で設定されていることが多いです。
葬儀社に電話する時のポイント
ご家族が亡くなった際には、すぐに葬儀社へ連絡する必要があります。台東区内の病院や施設では長時間の安置が難しいため、搬送の手配を早めに進めなければなりません。
事前に以下の内容を整理してから連絡をすると、やりとりがスムーズになります。
- 故人の名前
- 電話をしている人の名前と連絡先、故人との続柄
- 故人がいる場所(病院・自宅・老人ホームなど)
- 希望する安置場所(自宅、葬儀社の安置所、菩提寺など)
- 搬送希望の時間帯
まだ葬儀の詳細が決まっていない場合でも、まずは搬送のみ依頼して、後から葬儀の内容を相談する流れで問題ありません。焦らず一つずつ進めることが、安心して準備を進めるための第一歩となります。
利用できる火葬場と注意点
東京都台東区で葬儀を行う際には、火葬場の手配が欠かせません。ただし、火葬場の予約は個人では行えず、必ず葬儀社を通じて申し込む必要があります。これは東京都内のほとんどの火葬場に共通するルールです。
台東区でよく利用される火葬場には「町屋斎場」や「四ツ木斎場」があります。これらの火葬場は、式場と火葬施設が同じ敷地内にあるため、移動の手間が少なく利用しやすいとされています。
ただし、都心部にある火葬場は利用希望者が多く、予約が取りづらいこともあります。特に冬場や年末年始などは混雑しやすいため、希望の日程にこだわりがある場合は早めに葬儀社に相談することが大切です。
また、火葬まで日数がかかる場合は、安置施設の利用やドライアイスの追加費用が発生します。これらの費用は見積もりに含まれていない場合もあるため、事前に確認しておくと安心です。
火葬場一覧
東京都台東区で利用される主な火葬場について、所在地・料金・対象住民を一覧でまとめました。
公営火葬場
火葬場名 | 所在地 | 住民料金 | 一般料金 | 住民料金対象 |
---|---|---|---|---|
瑞江葬儀所 | 江戸川区春江町3-26-1 | 59,600円 | 71,520円 | 東京都民(台東区を含む) |
民営火葬場(区民葬対応)
火葬場名 | 所在地 | 区民料金(最上等) | 一般料金 | 区民料金対象条件 |
---|---|---|---|---|
町屋斎場 | 荒川区町屋1-23-4 | 59,600円 | 約90,000円〜 | 区民葬儀取扱指定の葬儀社経由での申し込みが必要 |
四ツ木斎場 | 葛飾区白鳥2-9-1 | 59,600円 | 約90,000円〜 | 同上 |
落合斎場 | 新宿区上落合3-34-12 | 59,600円 | 約90,000円〜 | 同上 |
堀ノ内斎場 | 杉並区梅里1-2-27 | 59,600円 | 約90,000円〜 | 同上 |
桐ヶ谷斎場 | 品川区西五反田5-32-30 | 59,600円 | 約90,000円〜 | 同上 |
代々幡斎場 | 渋谷区西原2-42-1 | 59,600円 | 約90,000円〜 | 同上 |
戸田葬祭場 | 板橋区舟渡4-15-1 | 59,600円 | 約80,000円〜 | 同上 |
※最上等以外(特別殯館や特別室など)を利用する場合は、火葬費用が16万円程度になることもあります。
葬祭費補助金について
台東区では、亡くなった方が国民健康保険や後期高齢者医療制度に加入していた場合、「葬祭費」が支給されます。この制度は、実際に葬儀を行った方に対して7万円が支給されるもので、台東区民であれば誰でも対象になり得ます。
申請手続きは、死亡日から2年以内に台東区役所の担当窓口に申し出ることで行えます。申請時には、葬儀を証明する領収書、死亡診断書の写し、申請者の本人確認書類などが必要になります。
なお、勤務先の健康保険(協会けんぽや組合健保など)に加入していた場合は、台東区の制度ではなく、加入先の健康保険から「埋葬料」または「葬祭費」が支給されるケースがあります。重複しての申請はできないため、どの制度が適用されるかを確認してから手続きを進めましょう。
東京都台東区での後悔しない葬儀社選び


後悔しない葬儀社選びのチェックポイント
東京都台東区で葬儀社を選ぶ際は、いくつかのポイントを確認しておくと安心です。突然の出来事に戸惑いながらも、後悔のない葬儀を実現するためには事前の情報収集が役立ちます。
まず確認しておきたいのは「料金の透明性」です。プランの内容が明確で、追加料金の発生箇所が説明されているかどうかは非常に重要です。特に台東区のような都心部では、同じ内容でも葬儀社ごとに料金差があるため、複数の見積もりを比較するのもひとつの手段です。
次に重視したいのは「スタッフの対応」です。初回の問い合わせ時に、丁寧な言葉づかいで応じてくれるか、質問に的確に答えてくれるかを確認しましょう。不安な気持ちに寄り添いながら柔軟に対応してくれるかどうかは、信頼できる葬儀社を見極めるポイントになります。
そして、「希望の葬儀形式に対応しているか」も確認が必要です。家族葬や一日葬、直葬など、形式によって準備や進め方が異なるため、自分たちの希望に合ったプランがあるかを事前に聞いておくと安心です。


追加料金が発生しやすい項目
葬儀の費用は、基本プラン以外に思わぬ追加料金が発生することがあります。見積もりだけを見て決めてしまうと、後になって予想外の出費になることもあるため、事前に確認しておきたい項目を把握しておくと安心です。
まず追加されやすいのは「棺や霊柩車のグレードアップ」です。見た目や仕様を理由にランクの高いものを勧められることもありますが、希望を明確に伝えることで無駄な費用を避けられます。
次に「供花・供物の追加」も注意が必要です。華やかに見せるために花の量を増やす提案を受けることがありますが、必要な範囲を決めておけば調整が可能です。
また、「僧侶へのお布施」も忘れてはならない費用です。読経料や戒名料などは葬儀プランに含まれないケースが多く、寺院や宗派によって金額が異なるため、あらかじめ問い合わせておくとトラブルを避けられます。
火葬まで日数が空く場合は、「ドライアイスの追加使用料」や「安置施設の延長費用」が発生することもあります。特に台東区でよく利用される町屋斎場や四ツ木斎場は混雑しやすいため、火葬日までの期間を見越した準備が必要です。
葬儀に関するよくある質問
病院で紹介された葬儀社は必ず利用しなければいけませんか?
いいえ。紹介された葬儀社を断ってもまったく問題はありません。希望する葬儀社がある場合は、そちらに依頼しても問題なく対応してもらえます。
故人が亡くなったらすぐに搬送しなければならないのですか?
はい。台東区内の病院や施設では長時間の安置が難しいため、数時間以内に搬送を求められることが一般的です。まずは搬送のみ依頼し、その後落ち着いて葬儀の相談をすることも可能です。
香典で葬儀費用はまかなえますか?
香典の額が増えても、会食費や返礼品の費用も増えるため、結果的に持ち出しになることが多いです。香典で黒字になるケースはまれです。
火葬場は自分で予約できますか?
いいえ。台東区周辺で利用される町屋斎場や四ツ木斎場などの火葬場は、個人で予約することができません。葬儀社を通してのみ予約が可能です。
葬儀社に電話するときに何を伝えればいいですか?
以下の情報を伝えるとスムーズです。
- 故人の氏名
- 電話している方の氏名・連絡先・故人との関係
- 故人のいる場所(病院・自宅・施設など)
- 搬送先の希望(自宅・安置所・菩提寺など)
- 搬送の希望時間帯
葬儀の詳細がまだ決まっていなくても、搬送だけ先にお願いすることが可能です。不安な中でも一歩ずつ進めていけるよう、必要なことから順に整理していくことが大切です。
台東区の病院・看取りができる老人ホーム
台東区の総合病院
病院名 | 住所 | 最寄駅 |
---|---|---|
永寿総合病院 | 東京都台東区東上野2-23-16 | 稲荷町駅 |
台東区立台東病院 | 東京都台東区千束3-20-5 | 三ノ輪駅 |
浅草病院 | 東京都台東区浅草2丁目30-17 | 浅草駅 |
台東区の看取りができる老人ホーム
サニーライフ台東橋場 | 東京都台東区橋場2-1-6 |
プレザングラン台東谷中 | 東京都台東区谷中7-13-4 |
ブランシエール蔵前 | 東京都台東区蔵前1-3-17 |
浅草ケアパークそよ風 | 東京都台東区西浅草3-25-12 |
浅草介護老人保健施設 | 東京都台東区寿4-8-2 |
台東区立老人保健施設千束 | 東京都台東区千束3-20-5 |
東京都台東区で葬式を行うときに亡くなった後に確認しておきたいことまとめ
- 病院で亡くなった場合は数時間以内に搬送先を決める必要がある
- 紹介された葬儀社を断っても特に問題はない
- 自家用車での搬送は可能だがトラブル回避のため葬儀社の利用が無難
- 台東区では町屋斎場や四ツ木斎場の利用が一般的である
- 火葬場の予約は個人ではできず葬儀社を通じて手配する
- 老人ホームで亡くなった際はエンゼルケアの有無を確認した方がよい
- 同室者や他の入居者への配慮から早めの搬送を求められる場合がある
- 葬儀社選びでは料金の明確さやスタッフの対応を確認しておきたい
- 葬儀形式ごとの違いを理解して希望に合うスタイルを選ぶことが大切
- 一般葬から直葬まで費用は20万円〜300万円以上と幅がある
- 香典では葬儀費用をまかないきれない場合が多い
- 棺や供花などの追加オプションで費用が増える可能性がある
- 僧侶へのお布施や戒名料はプランに含まれないことが多い
- 火葬まで日数が空くと安置料やドライアイス代が加算されやすい
- 台東区の葬祭費補助金は7万円で対象者は申請が必要となる